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No.26 2人子連れの世界放浪。父ちゃんが感じたワンオペ育児のリアル。

Sato's Adventure後半戦が始まって10日が経ちました。

ShikiとSotaは新しい幼稚園にもすぐに慣れ、お迎えが早いと怒られるほど楽しい様子。 Kuniは子ども達が幼稚園にいる間に、Evolable Asia社での業務コンサルインターン、各種メディアの記事執筆、業務委託を頂いている働き方改革アドバイザーの仕事などにチャレンジ中。 先週末はカンボジアへのShort Tripがハプニングに見舞われるも、ベトナムはホーチミン市内を見てまわるなど新たな世界を楽しんでいます。 さて、そんなこんなの後半戦ですが、前半戦と大きな違いがあります。 そう。

父ちゃんによる、子ども2人のワンオペ育児。

※写真は今回の旅の秘密兵器。吊り革くん。

※僕がiPhone持った瞬間、子どもがどっか行くのを防いでくれます。

母ちゃんのRyonは、お腹に大事な赤ちゃんがいるため大事をとって日本で待機。あらゆる人に「えー!大変でしょ?」と言われましたが、僕はそうは思ってませんでしたw

なんせRyonは自他共に認める"台風の目"的な人物。本人はわーきゃー言ってても痛手を負わず、浮利を得て、半径2mくらいの人物がトラブルに巻き込まれて大変になる。そーゆー星の元に生まれております。 まぁ、一緒に行けないのは残念だけど、居たら居たでアドベンチャー感が増すわけです。ある意味、僕からすると子どもより手がかかるわけで、「ワンオペ育児でも実際ラクになるだろー!」と思ってました。 んが、しかし。。 ワンオペ育児、マジ大変。。。 人によって苦になる部分は違うかもしれませんが、僕なりに思ったことを挙げてみる。

1、とにかく時間に追われる

常に何かに追われている感覚に陥るのは、精神的にストレスフル。幼稚園が神のように感じる。が、預ける時でさえ、だいたいこんな毎日。

朝: 7時起床→朝ごはん作る→ご飯食べる→食器洗う→洗濯機を回す→幼稚園まで送る→家に帰る→洗濯物を干す。

まずこれは朝のワンセット。

昼: いろんな仕事をこなしてみる→昼食に何を食べるか?に悩む(考える時には夜ご飯に何食べるかもセットで考える。自分1人なら何でもいいが、そうはいかない。。)→食べる→いろんな仕事こなしてみる

夜: 16時に幼稚園お迎え→夜ご飯の買い物行く→公園に連れて行く→家に帰る→夜ご飯作る→食べる→食器洗う→洗濯物取り込む→洗濯物たたむ→一緒に幼稚園の準備→お風呂入れる→パジャマに着替え→日記の添削する→歯磨き→絵本読む→寝かしつけ→22時に自分だけ起きる。

ちなみに、寝かしつけ後の唯一のフリータイムを夢見つつも、実際に起きれる確率は50%くらいw

Ryonがいる場合はそもそも送り迎えを曜日で分担できた。

また、Sato家の家事はRyonがその日のスケに合わせて段取りを考え、実際やるのはだいたい自分という分業制。ご飯を作ることは嫁がやってくれたので、僕は献立など考えなくて良かった。子ども達と一緒に遊んだり勉強を教えてればOKだ。いわんや、家事はルンバぱいせん、食器洗い乾燥機さま、そしてドラム型洗濯乾燥機せんせい、という文明の利器に支えられていた。が、ここではそうはいかないのである。

思うに、実態としてかかっている時間より、マルチタスクが次から次へと降りかかる感覚にこそ、敵の正体はあるらしい。

2、自分の時間がない

ところで、これはベトナムに移住したワンオペ父ちゃんの話ではない。おかげ様でそんな風味な生活をさせて頂いてはいるが、Sato's Adventureなので、幼稚園に行かず様々な場所を訪ねることも多い。

そうなると、降りかかるのは「ねぇ、お父さん?」の嵐だ。

そう、相手は2人いて、こちらは1人しかいない。こっちは見知らぬ土地を歩くためにGoogle MAPと格闘し、明日のホテル、週末の飛行機、美味しいご飯の検索に勤しんでいる。

「いま、お父さんレストラン探してるから、ちょっと待っててね」

んなこと言って、静かに待つような年頃の2人ではない。走り回るとバイクに簡単にひかれるので、目が離せない。イラつきもイラつき、4人でいた時には怒らない些細なレベルでも、つい怒ってしまう。

で、自己嫌悪になったところで静寂はなく、2人同時に昼寝でもしてくれなければ、1人の時間は訪れない。というか、2人一緒に昼寝されたら困るのだ。さすがに2人を抱っこして歩き続けるのはしんどい。

何気なくネットの記事を読む。kindleで読書。静寂の中で呼吸を整える。なんていう日常は、非日常へとどこへやらだ。。

3、子ども達の悪い変化は自分のせいだ (と、思ってしまう)

さて、実はこれがラスボスなんじゃないかと僕が思っている奴だ。子ども達にとって、日々の生活を共有して最も影響を受けるのは「自分だけから」と思ってしまうのである。 常に何かに追われ、自分の時間が無くなると、余裕がなくなる。そうすると、え?と思うようなミスをしたり、些細なことで子どもに怒ってしまう自分がいる。 この1週間、子ども達2人同士の会話で増えた言葉に「ばか」「なんでそーゆーことするの?」「それやったらお父さんに怒られるよ」というのがある。 明らかに自分が言ってしまってる言葉や行動に、子ども達が影響を受けてしまってるのだ。。鏡の法則とはよく言ったものである。 しばらくは自己嫌悪とストレス発散(ビール飲む)のサイクルに明け暮れたが、なんやかんや考えた結果、子ども達にこの1週間のことを謝ることにした。 「お父さん、最近怒りん坊でごめんね。お母さんがいない分、ShikiとSotaのことが心配になっちゃうし、お母さんがやってくれてた事も全部お父さんがやらなきゃいけないから、イライラしちゃってた。ShikiとSotaが言うこと聞かないことは悪いことだけど、ばかとか言ったりすぐ怒るのはお父さんが悪かったよ。今度言ったら、注意していいからね。」 もちろん、家族で楽しい毎日を過ごすためではある。がしかし、半分以上は自分を落ち着かせるために話したわけだ。 それでも、子ども達は何かを感じたのか「じゃあお父さんのことお手伝いするよ!」と前向きになってくれ、行動を変えてくれている。心強いし、自分が変わらなきゃなと思う次第だ。「そのかわり、youtube見せてね!」と、したり顔で見返りを要求するあたりは血の問題であろうか。。。苦笑

そんなこんなで、子どもに対してもフラットに接すると、案外肩の荷が下りる。

"育てる"というか、"育つ"。もっと言うと、"育ちあう"って感じなんだなと、改めて思った今日この頃だ。 あ、もちろん、父ちゃん以外にも幼稚園でステキな出会いや経験をしてるので、めっちゃいい変化や気づきをし始めてるのもあります。

子どもは置かれる環境によって、いとも簡単に影響を受ける。変化する天才であるということだ。ポジティブにも、ネガティブにも。

というわけで、仕事はもちろん育児家事もフェアにやろうぜ的な共働き夫婦のSato家にとって、未知の領域だったワンオペ育児ですが、学びも多いよい経験になってます。普段なら母ちゃんにしか言わない「このカレー美味しい!おかわり!」という嬉しい言葉ももらえるしね。

とりあえず、嫁に「夜ご飯何にする?」と聞かれたら、「なんでもいいよー」と良心から答えるという暴力だけは、これを機にやめようと思いましたw Kuni


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