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No.9 幼稚園入園が決まった!

今回の旅で一番実現したかったことの一つ、子供たちが現地の幼稚園に入園すること。ヨーロッパで一つ、アジアで一つ、、、と大陸ごとに現地の同世代の子たちとどっぷり浸かるっていう経験をしてほしいというのがあった。言語に頼れない中で、突破する感覚を輪郭だけでも掴んでほしい。そういう思いが私たち夫婦にはある。

最初にベンチマークしたデンマークは以前ブログで紹介した通り、20の園にアプローチ(R用語でいうと、テルクリ飛び込み的な)して敢え無く敗退。そして、ドイツベルリンに渡り再挑戦。

なぜベルリン?ってことについては、ここの歴史そのものや、その歴史背景の中で生きてきた人たちに死ぬほど興味があるという私の個人的な理由と、歴史的に移民が多く多様な価値観を受け入れる土壌がありそうだという2つの理由があった。

『リョンさん、それは無理ゲーっすよ!!』

ベルリン在住20年の日本人の方、そして、Rの駐在員無敵風の男子による、「幼稚園に入れたい」という私たちの願いを聞いた最初の反応だった。

普通ドイツで幼稚園(保育園)に預ける場合は、全額国が負担。全て税金で賄われており、観光ビザでかつ、短期的な入園というのは、この構造下、ほぼ不可能。空きさえあれば、全額私費負担というのはカードも切れるが、東京同様、待機児童問題が深刻らしく、まず空きはない。そんな中、

『どうにかしたいんです!』

私たちの意思を汲んで下さり手助けして下さったある方(感謝してもしきれません)が、調べに調べて下さった結果、全額私費の完全私立な幼稚園があるということがわかり、系列10園ほぼ全てにアプローチ。

ちなみに、こちらの全額私費の幼稚園について、どんな幼稚園なのかを5歳児の母ちゃんであり滞在先のホストのCeskaに聞いてみたところ、『ここはクリエイティブで、とっても素敵な園よ!健闘祈るわ!』という返答。テンション上がる!しかしますます強くなっていく私たちの思いを裏切るかのように空きがないと、断りの連続。旦那との夜のミーティング(という名のワイン晩酌)ではもっぱら幼稚園どーするよ議論。チェコやイタリアで再チャレンジする?と調べ始めた時、一つの園から、是非一度会いにきてとの連絡

キターーーーーー!

面接までは中5日ほどあったので、この隙間にドイツの北海道、リューゲン島にショートトリップ。

↓北海道ドライブしてます!と言っても通じるこの風景

マイナスイオンすぎる道を走ったり、

旦那がご飯作ったり・・・

滞在先の家の前ではしゃぐ子供達・・・

バルト海!バルト海!バルト海!!

ガチな蒸気機関車が走っていて、

旦那は同時に隣の車を運転しながら

この写真を撮った!天才だって自分で言ってた。

ぼんやり夕日を眺め・・・

そして面接の前日、旦那はこの日の為だけだと思われるジョセフの白シャツ(そんなんもってきてたんかーい!)を面接前日バックパックから取り出しハンガーにかけ、丁寧にシワをとりはじめるほどのはりきりっぷり。

面接当日。

東ドイツ時代の建築物を丸々リノベして園として使ってるらしい園舎は重厚感たっぷり。​

恰幅が良く、如何にも肝っ玉母ちゃん風な園長のHeikeさんの最初の質問は

「なんで私立?しかもうちの園に?」そういう問いがとても大事だって、仕事通じて学んだ!デジャヴ感!!(旦那曰く、『待ってました、その質問』って感じらしい)

日本の場合、良くも悪くも規則や規律がきっちり決まっていて、そこから逸脱するとNO.あれもダメ、これもダメ、あれも危ない、これも危ない・・。失敗してもいいので、自分でやってみてどう思うか?彼らの自己責任の中で感性を広げていく経験をさせてあげたいんです。ネット上で、必ずどこの園もいいことをいう中で、滞在先のホストがクリエイティビティ大事にするとても素晴らしい園だと話してくれた。だからどうしてもここに入れたかった、と熱弁。(そのテンションや表情まで事前に決めていたらしい)

深く頷いてくれる園長先生。言葉(英語、ドイツ語)は話せるのか?と聞かれ、言葉は全くできず、それが不安でもあるが体験することに意味があると思っていると伝えると、「言語は全く問題ではありませんよ、子供はそんなものは一瞬ですぐに乗り越える。親離れができてないことや、社会性、協調性が適応できないほとんどの理由です。ここは、いろんな国や文化的バックグラウンドを持っている人を積極的に受け入れているので大丈夫ですよ」

私と旦那はもはや園長先生に目がハートマーク!

空きは8月なら2人入れるとのこと。(翌日から入園できることを期待していたが、それは叶わず。)

その後の見学(園舎の中を写真撮れなかったのが残念)で、「皆さん8月から入園するSHIKIとSOTAよ!」と、まだ書類も出してないし、ビザの問題もはっきり解決してない中で肝っ玉母ちゃん先生の爽やかなフライイング。嫌いじゃない!おやつはスイーツではなく、パプリカ、きゅうり、人参の野菜スティック!ますます嫌いじゃない!!

さらに園長先生の計らいで、金曜にちょっとしたお祭りがあるから来てみない?とのお誘いがあり、在園児に混ざり楽しめることにSOTAはどこでも食べることに夢中で、フルーツバイキングに入り浸りw

ということで、やっとやっと、ついに!園の場所と時期が決まったことで、生活モードから旅モード全開です。

これからクロアチアへ。南はドゥブロヴニクからゆっくり車で北上します!

九月末までの旅の前半、ざっくり予定決めた(ビザもギリギリ何とかなりそう。“不法滞在ならないバッファ”3日!)ので、それは次のブログにて!

★★★今後のブログ★★★

-前半、9月末まで旅のざっくり計画

-旅から1ヶ月。家族間、子供達の変化

-ベルリンでの生活について

この3週間、多くの人たちと出会い話を聞いたり、歴史の本を貪るように読み漁りながら、リアルの世界と行ったり来たりとしてきた。そこで感じたことや私たち自身の考えはもう少し点と点が線になり面になっていくだろう8月の滞在の時にアップして行きます!


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